10ヶ月齢のミニチュアダックスで昨日から食欲不振、嘔吐を繰り返しているとの主訴で来院されました。
X線検査により口腔内及び消化管内にそれぞれ縫い針と思われる像が確認されたため麻酔下にて摘出手術を行いました。
写真1)X線検査により口腔内(黄色矢印)と消化管内(赤色矢印)に縫い針と思われる不透過像が確認できます。
写真2)口腔内の針は舌を貫通し下あごの筋肉内に刺さっていました。麻酔下にて皮膚切開を行い摘出しました(赤色矢印)。
写真3)消化管内の針は開腹し胃切開により摘出しました(赤色矢印)。
異物の摘出は開腹手術の中でも最も頻度の高い手術です。物にもよりますが誤食から数時間以内でしたら催吐処置で手術することなく対応することもできますので、異物の残りがありましたら確認のため来院時に合わせてお持ち下さい。
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